HIVノイローゼ

もう二度と後悔しないよう記録しておこうと思う。

 

とあるアジアの田舎町で働き始めてからはや2年。

保守的な村社会のような場所で20代の男が暮せば、そしてもう2年以上も彼女もいないとすれば、欲求不満にならざるを得ない。バンコクの友人に会いにバンコクへ行ったのが運の尽き、僕の欲求が抑えられないのだ。

 

そんなわけで、初のナナプラザでひとりの女の子とショート。

もともと風俗には数えるほどしか行ったことがなく、風俗へ倫理的な抵抗感があるためか、これまでの経験で、しっかりと息子が機能したことがないのだ。今回の女の子ともいちゃいちゃ盛り上がるんだけども、いざ挿入ってなるとフニャっと萎えてしまって、まったく使いものにならなかった。

 

そんなとき、友人のすすめでシデグラを試しに使ってみることにした。さっそくどうなるか見てみようということで、Tinderで可愛目な女の子を探してみる。

本命の子はけんもほろろで会ってはくれず、結局、大学生の23歳がつかまった。なんとレディーボーイ。でもバンコク最終日、僕にはもう選択肢がない。ちょっと興味もあり、とりあえず会ってみることにした。

夜9時頃に落ち合ってバーに行く。道すがら聞いてみると、どうやら来年手術を受けるらしい。ってことは、自分と同じものが付いているのか。うーーーーん、とりあえず試してみるか!

 

ホテルに向かうときにはもうギンギン。興奮度合いが30%くらいでもいつもの100%以上になるシデグラの効果恐るべし。

一緒にシャワーを浴びる。もうちょっと背徳感で興奮するかなと思いきや、ノンケの僕はどうしても嫌悪感を感じてしまう。だが、昨日のゴーゴーバーの女の子で果てることができなかった欲求不満は溜まりに、シデグラもあいまり、ここで止めるという選択肢はなくなった。

 

肉食系大学生レディーボーイになされるがまま、初のレディーボーイとのアナルセックス。激しいのってなんの。でもいままで一番フェラがうまかったし、相手の息子を咥えたのも初めてだ。よくわからない気分になりながら、ひたすらヤる。

 

ひと眠りした後、向こうから再び求められる。そのまま、許してしまったのだ。生でのアナルセックス。行きずりの同性とのそれがどんなにリスキーか理解しながら、相手に入られてしまった。結局、アナルに中出し。

果ててから猛烈に後悔する。なぜ生で許してしまったのだろう、コンドームを付けさせなかったのだろう。

 

相手の様子を見るに、彼?彼女?はいつも生で不特定多数としているのではないかと思う。つまりHIVや他の性病感染の可能性がとても高く(というかほぼ黒)、それと生でアナルセックスをするということは、もう自殺以外の何物でない。

興味本位で相手の息子を舐めたものの、最近の疲れで口内炎気味だったし、それもとてもリスクが高いことだ。

なぜ理性でコントロールできなかったのだろう。

 

翌日HIV感染が心配になり、いろいろと調べてみた。

そうして陥いる通称HIVノイローゼ。不安でたまらない→いろいろと調べる→もっと不安になる・・・の連鎖。しかもHIV検査は90日以上ではないと確定が難しいらしく(4〜6週間程度とも)、その期間は検査で安心することもできない。

一回の選択の誤りで、どれほど人生が大きく変わってしまうのだろうか。

 

誰かに言える話でもないし、話したい話でもない。

でも吐き出さなくては心配で不安で押しつぶされそうになる。

だらからここに今の気持ちを忘れないよう残しておこうと思う。